2008年11月02日

東北秋旅・その3

 酒田に着いた私は、まず駅構内の観光案内所へ。レンタサイクルを借りようと思ったのだが、残念ながら全て貸出中とのこと。仕方がないので、パンフレットの類をいくつかもらって街へ繰り出す。
 まずは駅の北西にある本間美術館へ。ここは、日本一の大地主と言われた本間家の別荘「清遠閣」と庭園、企画展のある新館からなるスポットだ。まず新館に入り、1kmほど離れた本間家旧本邸との共通券(1400円)を購入。続いて新館を一通り回ったが、企画展が書道に関するもので、私には全くわからず、早々と退出した。
 庭園を通って清遠閣に向かう。有名な大名庭園にはさすがに見劣りするものの、規模も大きく美しい庭だった(写真上)。鶴岡ではずっと晴れていたのに、ここに来て空が曇ってきたのは少し残念。清遠閣も趣向が凝らされた建物で、なかなかおもしろかった。DSCN0145.JPG
 その後、15分ほど歩いて本間家旧本邸へ。昼食がまだなので、途中に適当な店があれば入ろうと思っていたが、何も見つからぬまま目的地に到着。ここは屋敷と別館(店舗)が公開されているのだが、先に別館から入る。ここは本間家が使用していた商売道具などの資料展示もあり、土産物の販売も行われていた。団体客が多く賑やかだが、逆に自分は浮いているような感じで、早々に脱出した。
 次に向かいの屋敷へ。本間美術館で買ったチケットを出し、中に入って適当に見学していると、スタッフの女性に呼び止められる。今から説明が行われるらしい。
 入口近くに集まった客は、20人くらいはいただろうか。中年〜初老の人が多く、孫らしき少年を連れた人もいる。着物の女性の説明は、年季の入ったバスガイドさんという感じで、1対1だった鶴岡の旧風間家「丙申堂」とはずいぶん違った。
 説明によると、ここは幕府の役人が泊まるために用意された武家造の部分と、本間家が使用する商家造の部分に分かれていて、素材等も全く異なっているという。言われるまで気付かなかったが、確かに説明を聞くと一目瞭然だ。他の説明もわかりやすくおもしろかったのだが、建物の中を集団でぞろぞろ歩いていると、自分がツアー客になったみたいで、いささか妙な気分だった。何を見るにも良い位置は取れないし、快いものではない。
 ここは撮影禁止だったので、集団で邸内を一通り回った後、すぐに外へ出た。次の目的地は徒歩数分のところにある旧鐙屋だ。引き続き市街地を通るのだが、やはり食事に適当な店はない。しかし、時間の余裕もないので、無理に探すことはせず旧鐙屋へ直行した。
 旧鐙屋は江戸時代に栄えた廻船業者で、入ってすぐの所に船のミニチュアがある。スタッフが数名のグループに対して概要の説明をしていて、その終了後には私1人に対しても説明をしてくれた。DSCN0175.JPG
 ここも屋根には石が使われていて、数年前に全面的な解体修理をしたばかりだとか。確かに柱や壁は比較的新しいように見える。人形を使って江戸時代の様子を再現しているところもあった(写真中)。この日だけで商家はいくつも回ったが、それぞれ見せ方にも個性があって、実におもしろい。
 ここは撮影自由だったので、何枚か写真を撮った後脱出。次は10分ほど歩いて山居倉庫へ。ここは米を貯蔵した倉庫が並んでかおり、一部は土産物屋や資料館になっているものの、残りは今も現役の倉庫だとか。
 入口付近はかなり混雑していたが、先へ進むとそれほどでもなかった。ショッピングをしている人が多いようだ。木造の倉庫が十数棟並び、ケヤキの大木がそれと平行に列を成しているさまは、壮観であった(写真下)。DSCN0202.JPG
 倉庫の1つを利用した庄内米資料館などにも寄りたかったが、時間がないので断念。歩いて駅に戻ることにする。依然として空腹感は相当なものだが、もう駅で何か買う以外にない。
 途中で酒田町奉行所跡を発見。小さな祠と奉行所のミニチュアが乗った石碑がある以外は、ただの空き地という感じだった(ミニチュアはよくできていたが)。灯籠状のボックスにパンフレットが入っていたので、1部いただいて行く。
 酒田の街を少々急ぎ気味に歩き、駅に帰り着く。キヨスクでサンドイッチと缶コーヒーを買い、秋田方面東能代行きの電車に乗り込んだ。


posted by せた at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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