2008年04月28日

開幕投手の不思議

 またしても、小林宏が負けた。まだ4月だというのに早くも4敗目だ。昨季は13勝3敗だったから、早くも負け数で上回ってしまった。
 小林宏は今季の開幕投手である。今年30歳になる、脂の乗り切った中堅選手だ。成瀬もいるが、経験や実績を考えると、やはりマリーンズのエースは彼だと思う。
 その小林宏が、今季は結果を残せていない。開幕戦では好投しながら足のけいれんで降板し負け。その後も苦しいピッチングが続いている。昨季までの安定感が嘘のようだ。

 そこで気付いたのだが、マリーンズの開幕投手は毎年たくさん負けている。インターネットで調べてみたら、以下のようなデータができた。この10年の開幕投手の成績である。

平成19年 清水直行 6勝10敗
平成18年 久保康友 7勝13敗
平成17年 清水直行 10勝11敗
平成16年 清水直行 10勝11敗
平成15年 ミンチー 14勝9敗
平成14年 ミンチー 15勝14敗
平成13年 黒木知宏 11勝4敗 ※右肩故障で7月にリタイア
平成12年 黒木知宏 10勝12敗
平成11年 黒木知宏 14勝10敗
平成10年 小宮山悟 11勝12敗
<平均> 10.8勝10.6敗

 この10年で負け越しが6回。2桁勝利は8回あるが、2桁敗戦も8回ある。一昨年の久保はWBCの影響で転がり込んだ開幕投手だが、他の年はチームで1番の先発投手が開幕戦で投げている。そう考えると、やはりこの負け数は多い。
 昔のマリーンズは弱かった。エースが好投しても援護に恵まれない試合が多かった。それはわかるが、平成12年の小野(13勝5敗)や平成16年の渡辺俊(12勝6敗)のように、先発の2番手が大きく勝ち越している年も少なくない。
 また、優勝した平成17年は清水以外の先発陣は全員勝ち越しで、渡辺俊は貯金11を稼いでいる。昨年は小林宏が貯金10、成瀬は貯金15だ。それなのに開幕投手の清水はきっちり2桁負ける。全く不思議である。
 マリーンズのエースは、それほど注目される選手とは言えない。この10年を見ても、プロ野球ファン以外にも知られているのは黒木くらいだろう。他の先発投手よりプレッシャーがかかるとは思えないのだが、実際はそうでもないのだろうか。プロである以上、開幕投手になったくらいで不調に陥るというのはあり得ないと思うのだが…。

 しかし、こう開幕投手が負けるようだと、来季は作戦を変えた方が良いかもしれない。一軍半の選手、例えば中郷や神田を開幕投手にして、2戦目以降の先発投手と入れ替えで二軍に落とすという手はどうだろう。一軍復帰するにしても、中継ぎなら2桁負ける前に登録抹消を食らうだろうし…。
posted by せた at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | プロ野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月14日

若き一塁手

 細谷圭という人物をご存じだろうか。千葉ロッテマリーンズに所属する、20歳の内野手である。昨年はイースタンで9本塁打を放っていて、和製大砲候補として期待されている。
 その細谷が、本日一軍に登録された。彼の打力に期待してはいただろうが、むしろ一塁手がいないというチーム事情によるところが大きいと思う。福浦、ズレータがともに打撃不振で二軍落ちしていて、この1週間ほどはオーティズや堀を一塁で起用していたが、一塁手が絡む失策(一塁への悪送球も含めて)が続出していた。
 そういう状況だったから、一軍はまだ時期尚早かなというのが私の見方であった(もちろん期待はしていたが)。しかし、彼は私の予想をよい意味で裏切ってくれた。0-1で迎えた7回裏、2死2塁から貴重な適時打を放ったのである。
 これで、細谷がすぐに二軍に落とされる可能性はなくなった。前述のチーム事情もあるから、1週間くらいはチャンスをもらえるだろう。まだ一軍での安打は1本だけで、まだ実力のほどは何とも言えないが、チャンスを生かしてくれることを期待したい。
 ちなみに、鮮烈なデビューといえば塀内(一軍昇格即スタメン初打席本塁打)が思い出されるが、彼は一軍半のままで伸び悩んでいる。細谷には、ファンに与えた鮮烈なイメージが色褪せないうちに、レギュラーを獲得してほしいものだ。

 一塁手というのは、打力が優れていて守備に不安がある選手が守るポジションというイメージがある。しかし、一塁手も野手の1人であり、守備の巧拙がゲームの行方を左右することも少なくない。例えば、11日のロッテ−日本ハム戦では、一塁手オーティズの失策が決勝点になった。
 そうなってみて実感するのは、福浦の存在の大きさである。福浦がパリーグ屈指の好打者であることは言うまでもないが、実は一塁守備にも定評があり、ゴールデングラブ賞を3度獲得している。彼がいるといないとでは、チームの守備力にかなりの差が生じるのだ。
 しかし、その福浦も昨季は不振にあえぎ、今季も調子が上がらず二軍で調整中である。ゆえに、そろそろポスト福浦も考えなければならない。
 そういう意味でも、細谷に対する期待は大きい。二軍では三塁や遊撃も守ったようだが、一塁専門で育成した方が良いのではないか。遊撃は西岡、三塁は今江という若きレギュラーがいて、二塁は根元がレギュラーの座を獲得しそうだ。打力が自慢の青野、快足の早坂、守備が堅実な渡辺正もいる。競争率は一塁が最も低い。
 広島の栗原や横浜の吉村のように、一塁に固定して結果を出した日本人若手選手は少なくない。かつての清原もそうだった。そう考えると、細谷を一塁に固定するのも悪くないと思う。
 起用法も含めて、今後の細谷の動向に注目したい。
posted by せた at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | プロ野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月22日

開幕1ヶ月前

 プロ野球の選手名鑑を買った。例年と同じく、別冊宝島が発行しているものである。あてもなく書店をぶらぶらしている時に発見し、もうそんな季節かと思いながら購入するのも、いつものパターンである。
 ただ、いつもと決定的に違うことがある。今年に入ってからもうすぐ2ヶ月になるが、ほとんど野球の情報に触れていないのである。これはあくまでも私の感覚であり、実際はYahooスポーツのプロ野球ニュースを毎日見ているのだが、どうも印象が薄い。
 こんな年は何年ぶりだろう。少なくとも、バレンタイン監督が就任してからは、これだけ野球と接していないことはなかった。では、なぜこうなったのだろう。

 第1の理由は、単に忙しかったということだろう。仕事が忙しいと息抜きの時間が短くなるから、関連記事を調べたり過去の経緯を辿ったりということがなくなる。すると、必然的に情報の印象度は低くなる。
 マリーンズの記事が少ないのも理由の1つだ。私の記憶では、スポーツ紙を賑わせたニュースは不幸事1件のみである。唐川という大物新人はいるが、中田や佐藤由規の影に隠れてしまっている。シコースキー、アブレイユらの新戦力も、他球団の新戦力と比べたら明らかに影が薄い。贔屓のチームの記事が少ないと、読んでいてもおもしろみに欠けるのは当然だろう。
 あと、私自身の期待度もあるのではないか。今季も優勝のチャンスはあると思うのだが、それはパリーグ全球団の戦力に大差がないからであって、マリーンズの戦力自体は昨年より落ちている。開幕前から「今年は強いぞ」と鼻息を荒くするようなことはない。大きな補強があった昨年や、優勝翌年でWBCまであった一昨年とは違う。

 だが、楽しみがないわけではない。おそらく今季のパリーグは団子レースになり、1チームずつ脱落していくという展開になる。圧倒的な戦力を持つチームがない以上、優勝争いがシーズン終了間際までもつれることは間違いない。8月のうちに4位が決まった一昨年などと比べると、遅くまでペナント争いを楽しめるはずだ。
 だから、キャンプのうちから鼻息を荒くする必要もあるまい。シーズンが始まり、ペナントレースが進むにつれて、適度なテンションになっていくだろう。
 とりあえずは、通勤電車で選手名鑑を読み、各球団についての知識を蓄えていこうと思う。
posted by せた at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | プロ野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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